【病院でやってはいけないこと】

●「正しい」「正しくない」を軸にした議論

患者『〇〇してください』
病院「ウチではできません」
患者『それはおかしい!やってください』
病院「申し訳ないですが....」
患者『おかしいでしょ!わたし間違ったこと言ってないでしょ?』
病院「申し訳ありません」
患者『信じられない!考えられない!』

『絶対わたしは正しいことを言っているのに病院側は分かってくれない』という気持ちで激怒されてしまうケースです。こんな会話はよくあります。




大事なこと

「どっちが正しいことを言っているか」ではなく。
「病院でどうやって治療していくか」が大事です。
     ↓
つまり「白黒決める」ことではなく「相談する」ことが大事。


病院に行くと病院のルールや医療制度の上で治療が進んでいきます。患者や患者家族には把握しきれない細かなルールのもとで最善の選択肢を提示して病院スタッフは動いてくださいます。

一般常識で「違うんじゃないか?」と感じる事柄でも病院の中で治療をするにあたっては守らなければいけないルールもあるということです。ですから「わたしの意見は正しい」ということを声高に訴えても問題は解決しません。

そんな時は、よく相談をしてみてください。「病気を治す」ことが一番大事な目標に向って医師と患者が協力関係を築くことが大切です。



兄貴の経験
入院して手術した患者さん。手術後10日での退院を提示され、まだ違和感のある身体を心配して猛烈に反発しました。クリニカルパスのケースです。

患者『〇〇日まで入院させてください』
病院「申し訳ないですが決まりがありまして」
家族『それはおかしい!まだ完全に治ってないでしょ!』
病院「診療計画のもとやっておりまして順調ですし...」
家族『おかしいでしょ!わたし間違ったこと言ってないでしょ?病院は病気を治すところでしょ!』
病院「申し訳ありません」
家族『信じられない!考えられない!ヒドイ病院だ!』

上記は、入院時に治療計画が決まっていて、よほどのことが無い限りはその計画に従って退院予定日に退院してもらうというルールで治療を行った患者さんのケースです。「少し違和感が残る」程度で退院を延ばすことはできないと思います。


どうでしょう?頑張りましょうね。


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読んでいただきありがとうございました。

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