患者のコツ

とうびょうアニキです。 患者と医療者がスムーズで充分な良い医療を創っていけるよう、いつも願っています。

iken『痛みと付き合う』

京都府精華町 主婦 寺脇信子 49

この夏で50歳。もう10年以上も、腰や肩、腕、歯、あご、股(こ)関節など体のあちこちに痛みがある。我慢すれば日常生活は送れるが、整形外科、歯科、内科、泌尿器科、婦人科、さらには総合科でも検査を受けた。

 年を重ねることは、体の痛みと適当に折り合いをつけて生きていくことなのかなあと思う。でも、本当に我慢していていいのかとも思う。腰痛は今すぐ手術すべきか、歩けなくなってからでいいのか。2年も続く腹痛は放っておいていいのか。みなさんは、こんな痛みや不安とどう向き合って生活しているのでしょうか。
(読売ドクター転載)




「闘病兄貴の意見」

痛みが出ると、不安になってしまいますよね。しかし病院にかかるべきか我慢するべきか迷う、それも正直なところだと思います。兄貴は我慢強い性格で、持病の痛みを仕事の忙しさにかまけて我慢し続けていましたが、我慢も限界になって病院に行ってみると、もうすぐ死んでしまうところでした。

大事なことは、患者様が、病気であれば早期発見し治療をして健康な体を取り戻すことだと思います。そのために何をすべきかをスマートに考えることが必要だと思います。

兄貴はこう思います。
「病院は病気になってからそれを治しにいくところ」ではなく
「病院は健康を確認しに行くところ」であってほしい。
そのためには医療機関が、気軽に通えるところになってほしい。


現在の医療業界は、経営が難しく人材も足りておりません。ですから医療機関から言わせれば「重症や緊急性のある患者さんから来ていただきたい」という本音があるかもしれません。過重労働の医療スタッフの姿をたくさん見てきたので、医療機関はもっと余裕を持った運営を実現すべきとも思います。しかし患者様にとっては重症度も分かりません、まったく無知なのです。病院にかかることに二の足を踏んでいると、結果として重症化して患者様も困るし、医療機関も困るのだと思います。

両方ともが疲弊しない取り組みが大事であると思います。

私は協働の精神で、「病気の治癒」「痛みの治癒」「日常生活を取り戻す」ことを目標に、医療機関と患者側が一緒に取り組む姿勢が大事であると思います。そのために兄貴は「予防医療への取り組み」が大事だと思います。「予防医療」の良いところは、病気の重症化を防ぐことと、住民に医学について考える機会を日常的に作ること、だと思います。もっともっと医療機関が地域と密接する形で健康を創り上げる機関となっていただけたらな、と思います。

「患者様へ、健康を確認しに、病院へ行きましょう」
と兄貴は言いたいです。






iken【命限られた患者 なぜ転院】

YomiuriDr.[命限られた患者 なぜ転院 川崎市61歳]

【要約】
大病院は急性期の重症患者は受け入れるが、小康状態になると即転院を促される。11年前に亡くなった父の時は最後まで丁寧にお世話頂いたが、今の医療現場には命に関する何かが欠けているように思えてならない。、という記事。



【闘病兄貴が感じたこと】

兄貴の経験

転院経験はたくさんあります。転院という作業は、兄貴の場合、苦労を共にしたスタッフと別れ、今までの苦労をまったく知らないスタッフとの出会いという部分で、多大なストレスがかかるものです。



兄貴の意見

この方の気持ち、とてもよく分かります。しかし今の制度もある意味で必要だとも思っています。正直なところ「病院で治療をしても良くならなかったのに、別病院に行ってくれ」と言われて、冷静になれる患者家族はいないと思います。ですからこういう記事を書いてしまう気持ちも理解できます。

兄貴は、現行の医療制度には長所もあれば短所もあると思っております。機能分化を進めた結果、効率よく患者さんの必要な設備の病院で必要な治療を受けられるという長所があります。しかし一方で、トータルで経過を診てくださる医療機関がないが為に、急性期病院時点で社会復帰を視野に入れたコーディネートができず、結果として回復期病院から在宅への移行に苦慮される患者さんが増えてきているという欠点もあります。

兄貴は、現行の医療制度であっても、全ての患者さんが受け入れられるのであれば、トータルとして「賛成」です。しかし機能分化が進んだが為に、患者さんの中には「どこの医療機関にも入ることができない」ような状態が発生してしまうのであれば、この制度には反対です。
分かりやすい例えとしては、介護と医療を必要とする高齢者の利用者が、病院にも入れず施設にも戻れず、、、といったケースがよくあります。こういうケースは機能分化の弊害であると兄貴は感じております。

大事なことは何か?それを考えて、医療機関と患者家族の間で意思統一をしておく必要があるかもしれません。もちろん仕方のないケースもあります。緊急性が高く、説明をする前に治療や手術が必要なケースがあるからです。しかし医療に無知な一般人は「病院は入院したら治るまで居させてもらえるところ」という古い考え方をいまだに持っておられます。そういう患者・患者家族に現行の医療制度に沿った治療を施すのであれば、次の3つが必要であると、兄貴は思います。

1.早めに説明
2.丁寧に説明
3.医療制度のポリシーの共有

※個人的な意見ですが「医療制度だから仕方ないんです」という説明ほど患者家族を奈落の底に落とすものはないと感じています。制度の根幹に「どういう医療を目指すのか」というポリシーの共有が必要であると、思います。

どうでしょうか?頑張りましょうね。


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iken【一日一日に感謝】

YomiuriDr.転載[一日一日に感謝 埼玉県66才]

【要約】
ガンと長年付き合っている患者さん。「病院変えたら」などと心配をしてくれる人の声も聞くが、信頼している医師のもとで一日一日を大切に生きていきたい、という記事。



【闘病兄貴が感じたこと】

兄貴の経験

東京都内の某病院で、有名な医師が主治医についてくださった。皇室の専門医でもありマスコミへの露出も結構ある方だ。兄貴はその医師に出会ったことで初めて「この医師に下された診断であれば、なんであっても受け入れよう」と思うに至りました。
なぜそういう気持ちに至ったのか、それはその医師が「信頼関係」を最優先課題にして患者と関わってくださっていた点です。毎日顔を見せてくださり、時にはお守りをくださり、転科になっても顔を出してくださり、転科先の医師とも密な連携をしてくださる。
病院の方針もあるかもしれませんが、患者の必要に応じて電話一本で別科目の医師が診察室に顔を出して一緒に診てくださるなんて、これほど患者本位で連携の効いた病院も珍しいな、と感じました。


兄貴の意見

この患者さんの気持ち、とても分かります。信頼できる医師との出会いというのは、何にも代えがたい宝だと兄貴は実体験から感じます。逆に医師を変えることは具合の悪い体調の中において大きなストレスを伴う作業となります。患者情報の引き継ぎはあったとしても、自分にしか分からない症状や手当の仕方などについては、1から説明し直さなくてはいけません。そういった意味で、信頼できる医師との出会いを大切にしたいとおっしゃるこの患者さんの気持ち、とてもよく理解できました。

単純な表現をしてしまうと、闘病というのは、「ワケの分からない説明を聞いた上で選びたくない選択肢の中から1つを選ばなくてはいけない」という作業です。「ワケの分からない」というのは、医療用語の難しさや病状や重症度のつかみにくさを表します。「選びたくない選択肢」というのは、医療費の高さや拘束の長さや後遺症の有無など、どの選択肢も苦渋の選択であるという意味です。
そういった状況下で、患者は何を軸に前向きな選択ができるかというと、それは「関わる医師と信頼関係を構築できるか否か」ではないかと兄貴は思います。つまり「商品の前に人間を選ぶ」ということです。

これは携帯電話を買う際の気持ちに似ていると感じます。携帯電話などは、機能が多過ぎて、また料金プランが多過ぎて、正直理解不能なことが多い兄貴なのですが、そんな中で携帯電話購入の決断に至るキーになるのは「説明をしてくださった店員さんに信頼を寄せることができ、そんな店員さんが兄貴の条件を加味した上でオススメいただける携帯電話だったら、悪くないだろう」という、信頼関係が軸の選択です。

病院にかかったら、医師や病院スタッフとの信頼関係を構築するように患者さんも努力する必要があります。そしてその上で信頼できる医師に出会うことができたなら、きっとその患者さんは納得のいく「良い医療」を受けられるであろうと、個人的には思っております。

どうでしょうか?頑張りましょうね。


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iken【不安で救急車呼ぶ】

YomiuriDr.[不安で救急車呼ぶ 茨城県61歳]

【要約】
怪我をすると不安になり早く救急車に来てもらいたいと思うのが当然だが、医師に診てもらうと「こんなことで」などと言われたりする、という記事。



【闘病兄貴が感じたこと】

兄貴の経験

兄貴も救急車を呼んだことがあります。動脈出血を繰り返していて、座位で止血をすると止血ができるのであるが、立位になるとまた動脈出血をするという状況になり、「これじゃ身動きとれない」と思い救急車を呼びました。
呼んで来てもらったはよかったが、そんなときに限って立ちあがっても出血せず、結果的には普通に歩ける青年が救急車で病院に行き出血痕を消毒してもらっただけという、、、、若干救急隊員を不愉快にさせる結果となってしまいました。陰で「歩けるなら呼ぶなよー」という声を聞いてしまいました。


兄貴の意見

以前テレビで安易な救急車呼び出しが問題になった際に「熱が出たくらいで呼ばないでください」という某大学教授の発言がありましたが、正直そのコメントを聞いて「それは医学を分かっている人だけが判断できることでしょ」と思いました。
兄貴は医学の勉強をしてきたので、重大性については若干把握しているつもりですが、素人の方には本当に分からないことが多いと思います。大したことないと思って病院にかからずに、ヒドくなってから病院にかかり「なぜもっと早く来なかったんだ!」と怒鳴られるのも、よくある光景です。

医療者側としては、本当に軽い症状の患者さんや、タクシー代わりの安易な気持ちで救急車を呼んでしまう人にだけに注意喚起をしたいのだと思いますが、そうではない一般の患者さんにとっては「重症度がわからない」というのが本音であると思います。
兄貴の意見としては、どうしても真剣に不安を感じていらっしゃるのであれば、しっかり理由を説明して、救急車を呼ぶことはやむを得ないと感じます。良識の範囲内で判断いただければ、それほど怒られたりすることはないのではないか、と思います。


どうでしょうか?頑張りましょうね。


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iken【励ましを信じる】


[ありがとう笑顔 横浜市主婦47歳]

【要約】
腸閉塞になって入院した際、つらい闘病経験だったが、主治医が回診に来て診察の後「あせらず気長にやってゆこう」と言いながら、ポンポンと手をたたいてくれた。主治医のぬくもりが伝わり、不安が消えて、この先生なら任せられると思った。私が頑張れるのは主治医のおかげだと思う、という記事。




【闘病兄貴が感じたこと】

兄貴の経験
私も過去7つの病院を経験し様々な医師の方々と接して参りましたが、言葉の1つ1つに「愛」を感じる先生との出会いには、感動を覚えました。
そういう医師と出会った時には「この医師にずっとついて行こう」という気持ちになりますし、「この先生に最悪の決断を迫られても、そのときは身を委ねよう」とまで思える、底知れぬ勇気を与えてくれる、大変心強く有り難い存在でした。




大事なこと
患者にとって大事なことはどんなことがあっても「人生を前向きに歩んでいく」ということです。間違えても「この病院に人生狂わされた」と思ってはいけませんし、他人に人生を狂わされたことを楯に自分の人生をも諦めてしまうことは、あってはいけません。

どんな病気であっても、人生は前向きに歩まなくてはいけない。だから病院とはしっかり関わり、礼を持って接することが必要です。「マナーをきちんと」という意味ではありません。
自分の情報をしっかり提供して、自分の希望をしっかり伝えて、医師や看護師としっかり話し合って、後悔のない医療を受けましょう。
・しっかり情報提供(病状・既往歴など)
・しっかり希望を話す(ライフスタイル)
・しっかり話し合う(双方の同意)

医師にもコミュニケーションの上手な先生、苦手な先生、いろいろいらっしゃいます。しかし先生について「良い」「悪い」を言う前に、患者の態度が大事であると兄貴は思います。初めから疑ってかかる態度を持っていてイイ医師との出会いはないと思います。ぜひ良い医師との出会いを創ってください。


どうでしょうか?頑張りましょうね。


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